高卒26で部長職になった男の社会人力Blog

高卒でも26歳で部長職になった男の社会人力講座と、仕事上起こったオモシロ体験をお送り致します^_^

小説 スペースシザース【ss】#15

親父「今日は松岡屋にでも行くか。あそこなら五階に大きなクラフトショップも有るし、なんたって十兵衛の寿司屋が有るからな。あそこのウニがたまらないんだよ。なぁ?母さん。」 母「そうね。私は〆鯖が好きかしら」 はい、出ましたー。 今鯖食っとるっちゅ…

パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#53

マサヤが捕まっただと!! 何でそんな事になったんだ?! ショウが傷害で訴えた訳でも有るまいし、誰かが通報したのか? 俺は事の真相をアキラに尋ねると、アキラは掃除をしていて、事務所から警察官とマサヤが一緒に店外へ出て行くのを後ろから見たらしく、…

小説 スペースシザース【ss】#14

そんな親父だから、俺が高校の時少し悪さした時はさ、左のボディーブローを軽く食らわされた訳。 もう悶絶よ!息は出来ないは、胃の内容物が込上がってくるわ。 でも、色んな経験して来ただろうから、人間味は凄く厚いんだ。 怒られた後は二人でパチンコ行っ…

パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#52

事務所の扉を開けると、白が店のホームページを更新してるところだった。 マサヤの姿は見えない…… 白「おう帰ったか。ショウはどうだった。」 俺「お疲れ様です。傷自体は大した事が無いと思うので、重傷では無いと思いますが、何日か仕事は出来ないと思いま…

小説 スペースシザース【ss】#13

母「徹ーご飯出来たわよー。」 下で母さんが呼んでいる。 俺は部屋を軽く片付けて、階段をスタスタと降りる。 リビングには父も起きて来ており、寝間着のまま煙草を吹かして新聞を読んでいる。 父「ほう。あの犯人まだ捕まって無いとよ。 あんな大きな強盗事…

小説 スペースシザース【ss】#12

俺はドタバタと階段を上がって自分の部屋に入った。 一通り髪を乾かし、サッパリした所で、兄貴から貰ったお揃いの古臭い裁縫道具セットを手に取る。 これは初心者から業界の強者までキッチリ仕事が出来る物を詰め合わせてあるセットだ。 一緒にデッサンとか…

小説 スペースシザース【ss】#11

寝て起きたら朝の6時だった。 昨夜は余りに楽しくて、すき焼きを腹一杯食べ過ぎたせいか、ベットに横になったら少しゴロゴロして直ぐに寝てしまったらしい。 風呂も入らず寝ちまったから、シャワーでも入ろうか。 無人の兄貴の部屋を横目に若干の思いを馳せ…

小説 スペースシザース【ss】#10

家に着いたら親父が帰っていた。母はせっせとすき焼きの支度をしていて、慌ただしそうだ。 俺「ただいまー!あ、親父お帰り。俺さ、第一希望のネイキッドデザインに受かったんだよ!」 父「おお。それはおめでとう。卒業前に決まって良かったな。兄貴と同じ…

パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#51

病院内に入り、ショウはもう良いから帰れって言った。 アレだけイキってたんだ。今の自分を哀れに思われたく無かったんだろう。気持ちは分かるよ。 そして俺は部外者だし、病院にいても何も出来ないので、報告の為にも店に帰る事にした。 そう言えばここまで…

小説 スペースシザース【ss】#9

二人は、テンション高めでいつものファミレスに向かって少し早足で歩いていた。 程無くしてファミレスに着き、いつもの指定席に陣取り、俺はダイエットコーラ、宏美はコーヒーを取って前のめりに座った。 俺「どーよ!宏美。俺はやってやったぞ!」 宏美「ホ…

パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#51

ショウはよろけながら何とか立つと、頭から流れる血が目に入って、事の重大さに気が付いたみたいだ。 ケンカしてる最中は、アドレナリンが出まくって多少の痛みは感じないものなんだけど、本当に大量の血が流れると、その血が温かく感じて何だかちょっと気持…

小説 スペースシザース【ss】#8

俺「第一志望のネイキッドデザインに受かったんだよ。かーさん。」 母「まぁー!凄いじゃない!コレで貴方も一流のファッショニスタの人じゃない!」 何言ってやがるんだ母さん。いつもながら訳分かんねぇ表現するな。ホント疲れるって。 母「お祝いしなきゃ…

パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#50

マサヤ「お前調子に乗ってんじゃねーぞ!」 マサヤがショウのワイシャツの襟を掴んだ。 ショウ「やんのかぁ?来いよ!!」 マサヤはショウの腹を思いっきり殴った。 ショウは悶えながらもマサヤに頭から突っ込んで、ソファーに押し倒して揉みくちゃになった…

小説 スペースシザース【ss】#7

翌週になり、ポストに封筒が届いていた。第一希望のデザイン会社からの、合否通知だ。 心臓が鼓動を早め、血が早く巡るのが自分でも分った。 封筒を大事に抱え、そそくさと部屋に持って行った。 よく切れるハサミで、丁寧に開封し、中をチラッと見たけど、何…

パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#49

俺がマサヤの元に近づこうとしたら、アキラが高級酒の入ってるショーケースを拭いとけって先輩風を吹かせて来た。 俺は1番に来てトイレから店内掃除をしっかりやったんだ。 コイツは指名レースもまだゼロだし、言い方もムカつくし、誰からも好かれて無いし、…

小説 スペースシザース【ss】#6

宏美「あ、徹。面接どうだった?今日は第一志望のとこだったよね?」 俺「うん。結構手応えあって、良い感じだったと思うよ。でも、デザイナー迄の道は長そうだねー。見習い期間が三年間とか言ってたからな。んで、そっちは?」 宏美「うーん。大人って分か…

パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#48

高確率状態からのスタートって言っても、設定変更したから高確率スタートな訳で、前日のデータが重要だ。 そこで役立つのがデータランプだ。 前日のデータが凹んでいる場合は、大体上げ設定か、同一設定への打ち換えって事になるんだ。 この台の前日のデータ…

小説 スペースシザース【ss】#5

ふう。そうは言っても何かしらの仕事はしなくちゃいけない。 今日も面接が入っている。実は今日の会社は大手アパレル系に沢山品物を卸している第一希望の会社だ。 今まで受けてきた会社は前哨戦にすぎないな。ここが本番だ。よし、気合入れて望むぞ! リクル…

パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#47

ハックション!! 寒ぅーーー❢ タオルケットに包まり、寒くて目が覚めた。 めちゃめちゃ寒い。なんでだ……? あぁ。エアコンか。 ボーッとした頭でひとまずエアコンを消し、暫し動けなかった。 徐々に頭が回転し始め、携帯を見ると8時。 寒くてあまり寝れなか…

小説 スペースシザース【ss】#4

俺「でもまぁ、宏美は世渡り上手だから何をやらせてもソツなくこなせるでしょ?結局何かは仕事しなきゃいけないんだしさ。それに宏美は美人だし!」 宏美「まぁね!」 俺「っおい!!」 ランチを食べながら、こんな会話をするのがいつもの俺達の楽しみだ。 …

パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#46

アミ「うそうそ!私ココも払って無いし… あまりお金も無いから帰るね。トオル君ありがとう、ご馳走様ね。」 そう言うと、アミちゃんは1人笑顔で帰って行った。 姫に気を使って2人にしてくれたんだろうけど、そろそろ1人でゆっくり休みたい。 俺「姫も今日は…

小説 スペースシザース【ss】#3

そのファミレスは学校を出て3分位の所にあるんだ。 宏美は歩きながら午前中の授業の不満を少し漏らしながらも、いつもの光景に表情はにこやかだった。 ファミレスに着き、顔馴染みの笑顔が爽やかな店員さんが近づいて来た。 店員「お二人様で禁煙席で宜しい…

パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#45

ショウならともかく、マサヤがアミちゃんを強引に来店させて、食い物にしてる訳では無いと思う。 根拠は、マサヤは売上がどんどん落ちて白にドヤされてるのに、アミちゃんやその他の指名客から無理矢理売上を上げて、客離れが起きてる訳では無いからだ。 や…

小説 スペースシザース【ss】#2

俺はもう、12社もの会社説明会、面接を受けてはいるものの、手応えはあまり良くない。 そんな事だから、お互い少しイライラしてるのが原因かな。 そろそろ昼休みの時間だ。 いつもは一緒にランチを食べにファミレスに行くんだけど、今日はどうかな? そんな…

パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#44

タクシー内のマリサさんと遠目に目が合うが、ココからは怒っているのかどうか、表情が良く見えない。 俺は姫に動揺を悟られまいと、必死に何も無かった感を出して、とにかくその場を早めに後にした。 後から何を言われるだろう……。 少しの恐怖感を覚えつつも…

小説 スペースシザース【ss】#1

以前告知した通り、私の小説、ハートフル家族に巻き起こったハサミの不思議な物語の【スペースシザース】と言う小説を掲載致します! 長期に渡ると思いますので、気長に見て頂けたら嬉しいです( ´∀`)それでは どーぞ! 俺の名前は藤崎徹。 今年でファッショ…

パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#43

店側の人間としては、売上を上げる事が正義なので、マサヤが悪いとは思わない。 しかし、金銭感覚を狂わせる程のシステムとは如何な物か。 少し話は反れるけど、日本はギャンブル依存症の割合が世界一ってその界隈の人からすると常識なんだけど、コレには俺…

【おかわり❢】パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#42

俺「マリサさんスミマセン。今日は昼から飲んでて、飲み過ぎてもう気持ち悪いので、また誘って下さい!」 マリサ「あら、残念。マスターもトオル君と話したがってるのに。仕方無いわね。また誘うわ。それじゃあね。」 マリサさんには本当に悪いとは思いつつ…

パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#42

最初に、ブログをご覧頂いている皆様に宛てて。 ブログ内にコメントを頂いた方、ブログ外から直接コメント頂いた方。 本当にありがとう御座います! 自らに枷をハメて、毎日更新頑張ったらぁ! と気を張って参りましたが、それに参りましたw 人のモチベーシ…

パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#41

恐る恐る電話に出てみると、女性の声がする。 この声は聞き覚えが有るぞ… 女「トオル君?私分かる?今どこに居るの?」 うん。マリサさんだ。 その当時はスマホなんて無かったから勿論ガラケーなんだけど、たしかインターネットのiモードが搭載され始めた頃…