高卒26で部長職になった男の社会人力Blog

高卒でも26歳で部長職になった男の社会人力講座と、仕事上起こったオモシロ体験をお送り致します^_^

小説 スペースシザース【ss】#15


f:id:himapon79:20210813172245j:image

親父「今日は松岡屋にでも行くか。あそこなら五階に大きなクラフトショップも有るし、なんたって十兵衛の寿司屋が有るからな。あそこのウニがたまらないんだよ。なぁ?母さん。」

 

母「そうね。私は〆鯖が好きかしら」

はい、出ましたー。

今鯖食っとるっちゅーねん!もう慣れたから突っ込むのも面倒くさいわ!

 

俺はそう思いながらヤレヤレ顔で話を進める。

 

俺「ゆっくり本も見たいからさ、早めに行こうよ。」

 

親父「徹。ビニ本なんて買うなよ?」

 

母「まぁお父さんったら。今時ビニールで包んで有る本なんて有るの?テープで止めてあるだけじゃないかしら。」

 

親父「そうかそうか。ワハハ」

 

俺「……はいはい」

 

俺「それじゃあ10:30位に出発で良いかな。」

 

母「分かったわ。じゃあそれまで花壇でも手入れしましょ。」

 

俺「ごちそうさま。美味しかったよ。」

 

そう言って茶碗とお皿を片付けて、部屋に戻る。

 

そうだな。ゲームも欲しいし、服も欲しいな。少しお金を多めに持って行こう。

 

俺は学校の近くの、結構本格的な喫茶店で週3でバイトをしている。

 

給料は安いけど、来るお客さんが1癖も2癖も有る人が多くて楽しいんだ。

 

以前、スタイリストの人が来て服を褒めて貰ったっけ。嬉しかったなぁ。