パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#49
俺がマサヤの元に近づこうとしたら、アキラが高級酒の入ってるショーケースを拭いとけって先輩風を吹かせて来た。
俺は1番に来てトイレから店内掃除をしっかりやったんだ。
コイツは指名レースもまだゼロだし、言い方もムカつくし、誰からも好かれて無いし、頭も悪い。
本当に下らない奴だ。
俺は【ハイハイ】って顔で急いでショーケースを拭き終わり、もう沢山出勤して指名レースの話しでゴッタ返しているマサヤの元へ。
そして、昨日の姫と過ごしたところから、アミちゃんと合流し、売掛について沢山話し合って、思った事。
それらの話を一方的にぶつけて、マサヤはずっと聞いていた。
ひと通り話終わり、暫し黙ったままの時間が続いた。
マサヤ「お前の言いたい事は分かる。でも今の俺は、少しでも売上を上げないと立場がどんどんキツくなるのは分かってくれるよな。」
俺「そうだけど、アミちゃんが最終的に来なくなったら、常連を逃したって事になって、また問題なんじゃないのかな。」
「だから、1回あたりの売上を抑えても、長く楽しんで貰う方向の方がお互いにメリットが有るんじゃないのかな。」
マサヤ「確かにそうだけど……」
「なーに下らねぇ話してんだよ!!」
!!??
イキナリ後ろから大声が聞こえた。
「お前らバカか?どんどん金使わせて、種銭切れたら風俗でも何でもヤらせりゃ良いだろーが。」
「黙って後ろで聞いてりゃ、マサヤもそんなゴミ相手に何まともに話し合ってんだよ。カネが1番大事なんだよカネが。」
「女なんてのは腐る程居るんだ。馬鹿と女は使い様なんだよ!頭使えよ。そんなんだから白にドヤされるんだろーが。」
そう。
【ショウ】が声を荒げて会話に入って来た。
どうなってしまうのか……
また次回❢