高卒26で部長職になった男の社会人力Blog

高卒でも26歳で部長職になった男の社会人力講座と、仕事上起こったオモシロ体験をお送り致します^_^

小説 スペースシザース【ss】#7

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翌週になり、ポストに封筒が届いていた。
第一希望のデザイン会社からの、合否通知だ。

 

心臓が鼓動を早め、血が早く巡るのが自分でも分った。

 

封筒を大事に抱え、そそくさと部屋に持って行った。

 

よく切れるハサミで、丁寧に開封し、中をチラッと見たけど、何やら赤い文字が見える。

 

 

 ※合格。内定とさせて頂きます。※

 

キター!!早く母さんに見せよう!!

 

ドタバタと階段を降り、一瞬躓きそうになったが何とか持ちこたえ、リビングの扉を勢い良く開けた。

 

俺「かーさんかーさん!見てよ!」

 

母「どうしたの?そんなに慌てて。お化けでも出たの?」

 

俺「そんなわけねーだろ!見てよ!受かったんだよ!」

 

母「あら?この間のご当地検定受かったの?」

 

ったく。緊張感がねぇー。いつもどっかトボけてるんだよな。ウチの母さん。

 

そんなんだから兄貴が音信不通とか、訳分からん事になってんじゃねーのか?