小説 スペースシザース【ss】#26
なんともおかしな雰囲気に包まれて、3人でデスクに戻る。
三原「これで一通り挨拶は済んだわね。少しデスクで一息付いてて。」
俺と織田はデスクに戻り、引き出しを開けて持ち物を整理したり、デスクの上を整え始めた。
織田「藤崎さん、面白い会社みたいですね。僕この会社なら頑張れそうです!」
緊張して所々硬かったけど少し慣れたかな?ひとまず良かったよ。
俺「そうですね織田さん。そうだ、せっかく同じ同期なんだし、呼びやすい感じで行きません?俺の下の名前は徹なんで、徹で良いすよ。」
織田「そうだね!僕は優。まっさるって呼ばれてたから徹もそう呼んでよ!」
急にその感じ?!まぁ良いけどさ(汗)
俺「…あ、うん。じゃあ、まっさると徹でコレから頑張って行こうよ。まずはしっかり先輩の言う事を聞かなきゃだね。きっと俺らなんて暫く役に立たないだろうし、早く仕事覚えたいよね。」
織田「徹は凄いね!もうちゃんとした社会人みたいな考えしてる。僕なんて松本さんの事が気になって仕方無いんだけど。。」
俺「分かる!あんな不思議な感じな人見た事無いよ。変なオーラ纏ってるよね。天才的って言うか変態的って言うか(笑)」
三原「こらこら、もう無駄話?コレから君達の腕前をテストするからね!デザインから型紙から裁断、裁縫まで、しっかり見させて貰いますからね。覚悟しないさいよ!」
俺「裁断、裁縫は結構得意なんで、三原さんに見て貰いたいです!」
織田「ボクはPC作業が得意なんで、どちらかと言うとデザインを起こす方が得意です。」