高卒26で部長職になった男の社会人力Blog

高卒でも26歳で部長職になった男の社会人力講座と、仕事上起こったオモシロ体験をお送り致します^_^

2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

小説 スペースシザース【ss】#21

バクバクと食べて朝食を終え、ごちそうさまも言い忘れたが、食器の片付けはしっかり済ませて、そそくさと自分の部屋に戻った。 慣れないスーツをぎこちなく着て、ネクタイもあれほど練習したのに綺麗に行かなくてイライラしていた。 急いでいればいる程うま…

パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#59

人間の欲望は尽きないもんだ。 この時の俺は、こんな状況でも今の自分の置かれてる立場を理解して、なるべく良いと思える道を歩んで行こうと思ったんだ。 色々有ってドッと疲れたが、こんな日ほど酒が美味いから不思議なもんだ。 マリサさんはこんな会話をし…

小説 スペースシザース【ss】#20

社会人編 母「徹!今日は早めに起きなさいよー!色々支度有るでしょ!」 下から母さんの大きな声が聞こえる。 俺「• • •うん。」 母「起きてるのー?分かった!?」 俺「うーん!!今起きるよ!!」 朝の6:30。眠い目を擦り、階段を降りてフラフラと洗面所へ…

小説 スペースシザース【ss】#19

残りの学生生活も、楽しくも淡々と過ぎて行く。バイトをしたり、たまに飲みに行ったり、のらりくらりと過ごしていた。 宏美は結局希望の会社に内定は貰えず、バイト先の本屋さんで暫くバイトしながら、アパレルメーカーの面接を受ける生活をしていた。 愚痴…

パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#58

マリサ「白は、マサヤが飛ぶのを恐れてアミの情報が伝わる前に確保しに行ったのよ。」 俺「マサヤが飛ぶ?ですか?」 マリサ「この業界なら良く有る事なのよ。女の子の売掛の取りっパグれは、指名ホストが自腹で立て替える事になるから、有る程度まとまった…

小説 スペースシザース【ss】#18

レストラン街に着くと親父がそわそわしているのが見えた。 父親「徹、もう込み出す時間だから早く来い」 俺「オッケー。じゃあ入ろうか」 親父はどうしてもビールが飲みたいらしく、帰りの運転を母さんにして貰う様に説得してた。 親父はビールを飲みながら…

パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#57

ここまでややこしくなって来ると、優先順位を付けないと身動きが取れない。 まずマサヤには引き取り人が必要らしいから、他の人を見つけて貰うしか無い。 それにアミちゃんの件が有るから色々絡んでるけど、とりあえずマサヤには知らせ無いでおこう。 謎の男…

小説 スペースシザース【ss】#17

父親「徹。この分はキッチリ酒で返して貰うからな。早く一端の社会人になってくれよ!その時は一緒に記憶無くすまで飲もうワッハハハ!」 母「まぁお父さんったらオツマミ作るの大変じゃないの。」 俺「いや、心配するとこソコ?!」 一同「ハッハッハ!!」…

パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#56

野太い声で、アミちゃんの電話に出た謎の男。 俺「アミさんの携帯ですか?」 謎の男「あぁ。そうだけどお前は?」 俺「あのぉ、その、友達のトオルと言います。」 謎の男「どこの店だ?白んとこか?」 えっ?! 白んとこ?? 俺「あ、はい。そうです。」 謎…

小説 スペースシザース【ss】#16

沢山の道具セットがある中で、1番高い物は13万円だと!? ちょっと高過ぎるな。この3万5000円のセットはどうだろ。 使う道具はしっかり揃ってるし、見た目もカッコイイ。 アレコレ目移りしていると両親がブラブラしているのが見えた。 俺「おーい。母さんコ…

パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#55

時計を見ると夜の21:30だった。 マリサさんに電話を折り返そう。 ありのままの状況と気持ちを話したら、マリサさんはきっと分かってくれる思う。 マリサさんの人間性は、前回の絡みで理解したつもりだ。 一方的に押し付ける事は絶対にしないし、相手の状況を…

小説 スペースシザース【ss】#16

今日は何を着ていこうかな。クローゼットを開けて暫しにらめっこしてた。 そうこうしてるうちに10:20分になっていた。 母「徹!そろそろ行くわよ。」 下で母さんが言ってる。俺は結局いつものマイセット1を手に取り、そそくさと着替えて階段を降りた。 親父…

パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#54

白から一通り話を聞いて、何とも言えない気持ちになった。 今日はもう仕事をする気にはなれないな。 俺「今日はスーツの替えも無いし、頭を整理したいので休ませて下さい。」 白「別に良いけど、指名レースが有るのを忘れんなよぉ。」 そう言えば、ショウは…

小説 スペースシザース【ss】#15

親父「今日は松岡屋にでも行くか。あそこなら五階に大きなクラフトショップも有るし、なんたって十兵衛の寿司屋が有るからな。あそこのウニがたまらないんだよ。なぁ?母さん。」 母「そうね。私は〆鯖が好きかしら」 はい、出ましたー。 今鯖食っとるっちゅ…

パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#53

マサヤが捕まっただと!! 何でそんな事になったんだ?! ショウが傷害で訴えた訳でも有るまいし、誰かが通報したのか? 俺は事の真相をアキラに尋ねると、アキラは掃除をしていて、事務所から警察官とマサヤが一緒に店外へ出て行くのを後ろから見たらしく、…

小説 スペースシザース【ss】#14

そんな親父だから、俺が高校の時少し悪さした時はさ、左のボディーブローを軽く食らわされた訳。 もう悶絶よ!息は出来ないは、胃の内容物が込上がってくるわ。 でも、色んな経験して来ただろうから、人間味は凄く厚いんだ。 怒られた後は二人でパチンコ行っ…

パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#52

事務所の扉を開けると、白が店のホームページを更新してるところだった。 マサヤの姿は見えない…… 白「おう帰ったか。ショウはどうだった。」 俺「お疲れ様です。傷自体は大した事が無いと思うので、重傷では無いと思いますが、何日か仕事は出来ないと思いま…

小説 スペースシザース【ss】#13

母「徹ーご飯出来たわよー。」 下で母さんが呼んでいる。 俺は部屋を軽く片付けて、階段をスタスタと降りる。 リビングには父も起きて来ており、寝間着のまま煙草を吹かして新聞を読んでいる。 父「ほう。あの犯人まだ捕まって無いとよ。 あんな大きな強盗事…

小説 スペースシザース【ss】#12

俺はドタバタと階段を上がって自分の部屋に入った。 一通り髪を乾かし、サッパリした所で、兄貴から貰ったお揃いの古臭い裁縫道具セットを手に取る。 これは初心者から業界の強者までキッチリ仕事が出来る物を詰め合わせてあるセットだ。 一緒にデッサンとか…

小説 スペースシザース【ss】#11

寝て起きたら朝の6時だった。 昨夜は余りに楽しくて、すき焼きを腹一杯食べ過ぎたせいか、ベットに横になったら少しゴロゴロして直ぐに寝てしまったらしい。 風呂も入らず寝ちまったから、シャワーでも入ろうか。 無人の兄貴の部屋を横目に若干の思いを馳せ…

小説 スペースシザース【ss】#10

家に着いたら親父が帰っていた。母はせっせとすき焼きの支度をしていて、慌ただしそうだ。 俺「ただいまー!あ、親父お帰り。俺さ、第一希望のネイキッドデザインに受かったんだよ!」 父「おお。それはおめでとう。卒業前に決まって良かったな。兄貴と同じ…

パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#51

病院内に入り、ショウはもう良いから帰れって言った。 アレだけイキってたんだ。今の自分を哀れに思われたく無かったんだろう。気持ちは分かるよ。 そして俺は部外者だし、病院にいても何も出来ないので、報告の為にも店に帰る事にした。 そう言えばここまで…

小説 スペースシザース【ss】#9

二人は、テンション高めでいつものファミレスに向かって少し早足で歩いていた。 程無くしてファミレスに着き、いつもの指定席に陣取り、俺はダイエットコーラ、宏美はコーヒーを取って前のめりに座った。 俺「どーよ!宏美。俺はやってやったぞ!」 宏美「ホ…

パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#51

ショウはよろけながら何とか立つと、頭から流れる血が目に入って、事の重大さに気が付いたみたいだ。 ケンカしてる最中は、アドレナリンが出まくって多少の痛みは感じないものなんだけど、本当に大量の血が流れると、その血が温かく感じて何だかちょっと気持…