パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#43
店側の人間としては、売上を上げる事が正義なので、マサヤが悪いとは思わない。
しかし、金銭感覚を狂わせる程のシステムとは如何な物か。
少し話は反れるけど、日本はギャンブル依存症の割合が世界一ってその界隈の人からすると常識なんだけど、コレには俺の人生に大きく関わっている、ある文化が影響してる。
それは、日本独自の文化である、パチンコ産業がギャンブル依存症率を押し上げている最たる原因なんだ。
なぜ日本でパチンコが生まれたのかと言うと、昔の温泉街に有った、スマートボールってのが始まりなんだ。
こんな奴。
コレを温泉街でほろ酔いのオッサン共が楽しんで、その結果、高成績者にはちょっとした景品を進呈する。
コレがどんどん形を変えて進化し、パチンコが生まれたんだね。
そう言えばキャバクラやら風俗も、元を辿れば女郎【にょろう。色々な見方が有るから、知らない人は検索して見て!】が始まりで、それも温泉街に多かったし、キャバレーやらの時代から色々変化して、逆に女の子が楽しめるホストクラブってのが誕生して行ったんだね。
そう考えると歴史を感じて感慨深いよな。
まぁどちらもココロのスキマを埋めまくる喪黒福造みたいなもんで、最初は良いものの、ある一定レベルを超えてしまった一部の人には、破産が待ってる。
経営者の「オーホッホッホ」
って笑い声が聞こえて来るのは俺だけじゃ無いはずだ。
ソレを理解するのはもうちょい大人になってからで、その当時はアミちゃんを救いたい気持ちの方が勝っていた。
姫と色々話して、トオル君がこの事聞かされても困るよねぇー。なんて会話をしてたら、アミちゃんを呼んで話そうって事になったんだ。
そして姫がアミちゃんに電話すると、仕事で棚卸し残業してるから、会社近くの居酒屋で落ち合おうって言われたので、早々に店を出る事に。
ビール2杯と刺盛りを平らげ、1時間ちょいで店を出たら、目の前の道路が渋滞してたんだ。
まぁ対して気にも掛けずに、姫は腕を組んで来たりして少し歩いていると、視線を感じて、道路側をふと目をやったんだ……
なんとそこには…
1人タクシーに乗ったマリサさんがコッチを見てる!!!
工エエェェ(゜Д゜;)ェェエエ工
また次回❢