高卒26で部長職になった男の社会人力Blog

高卒でも26歳で部長職になった男の社会人力講座と、仕事上起こったオモシロ体験をお送り致します^_^

小説 スペースシザース【ss】#4


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俺「でもまぁ、宏美は世渡り上手だから何をやらせてもソツなくこなせるでしょ?結局何かは仕事しなきゃいけないんだしさ。それに宏美は美人だし!」

 

宏美「まぁね!」

 

俺「っおい!!」

 

ランチを食べながら、こんな会話をするのがいつもの俺達の楽しみだ。

 

しかし、本当にやるならしっかりとデザインをやってみたい。

 

さっきの宏美に言った言葉は、自分に言い聞かせていたかの様に思えて、少しだけ変な気持ちになっていた。

 

翌日。昨日のそんな流れもあってか、俺は少しだけ就活に前向きになっていた。

 

結局は世の中の1歯車になって社会人としてやっていかなければならないんだ。

 

それならば、やってみたいと思える事をやってみるまでだ!

 

就活は自分をいかにアピールするかだぞ!と、先生方は言っていたが、俺は、違う気がしていた。

 

むしろ真逆。いかに自分を抑えるかだと思ってる。

 

だってそうだろ。自分の時間という労力を提供し、対価として賃金を得る。

 

それが、仕事なんだから、いかに自分を抑えて、隠して、どんな苦痛を味わおうとも、何も苦痛を感じません!と言える奴が優秀な人財なんだろう。

 

それが上手い奴ほど早くに出世し、少ない労力で、高い賃金を得られるようになるのだろう。

 

あぁ。考えただけでも嫌になってくるな。