パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#45
ショウならともかく、マサヤがアミちゃんを強引に来店させて、食い物にしてる訳では無いと思う。
根拠は、マサヤは売上がどんどん落ちて白にドヤされてるのに、アミちゃんやその他の指名客から無理矢理売上を上げて、客離れが起きてる訳では無いからだ。
やったもん勝ちの世界で、優しさを持つ事は悪なのか…
そんな考えを持ってる俺は、この業界に向いて無いのだろうか。
色々頭を巡らせ、Win-Winの関係は無いのか少し考えた。
暫し姫もアミちゃんも押し黙ってる。
そうか。マサヤと俺でアミちゃんの金銭的負担を話し合うんだ。
初めの方は1万円位で楽しくやれたんだ。だから来店はしてもその位で済む様に、何とか出来ないだろうか。
きっとマサヤも、ガメツク売上を上げる様な行為は嫌なはず。
無理矢理その道を進んだ結果は、金銭的に破綻し、来店しなくなるか、暗い道に進むか…
良し。俺が話してみよう。
俺「アミちゃんさ。売掛は幾ら位有るの?全面的に協力するから、この際教えてよ。」
アミ「全部で23万位かな。あはは」
思ったより高く無い。良し。その位ならまだ引き返せる。
俺「明日マサヤに相談してみるよ。姫も心配してるし、これ以上行ったら引き返せ無くなる。」
姫「そうだよアミちゃん。借金してまで通うのはおかしいよ。」
アミ「分かった。トオル君に任せる。お願いします。」
オッケー。俺のやるべき事は決まった。
気持ちが少し晴れたのか、姫もアミちゃんも楽しそうに飲んで食べて、俺が会計を済ませ店を出る事に。
アミ「じゃあこれからカラオケ行く?」
アンタは懲りない奴やな!!
また次回❢