小説 スペースシザース【ss】#18
レストラン街に着くと親父がそわそわしているのが見えた。
父親「徹、もう込み出す時間だから早く来い」
俺「オッケー。じゃあ入ろうか」
親父はどうしてもビールが飲みたいらしく、帰りの運転を母さんにして貰う様に説得してた。
親父はビールを飲みながら、一通り食べて、二人共終盤にウニと〆鯖を旨そうに食べてた。
俺も食べたかった物は殆ど食べ尽して、大満足だ。
俺「いやー。旨かった!!ごちそうさまでした。」
母「もう良いかしらね?それじゃあ帰りましょう。」
三人共旨い寿司をたらふく食べて、ホクホク顔で家路に着いた。
俺は部屋に着いて、早速裁縫セットを試して見る事にした。
端切れの中から厚めの生地を新品のハサミで切ってみる。
スパっと切れるし、カーブも弧を描く様に滑らかに切れる。こりゃ凄い。良い物はやっぱり使い心地も最高だな。
これなら益々やる気が出て来るぞ。
良い物を手に入れて、旨い寿司も食べて最高の日だな今日は。
楽しい時間はあっという間に過ぎて行くもんだよな。