パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#54
白から一通り話を聞いて、何とも言えない気持ちになった。
今日はもう仕事をする気にはなれないな。
俺「今日はスーツの替えも無いし、頭を整理したいので休ませて下さい。」
白「別に良いけど、指名レースが有るのを忘れんなよぉ。」
そう言えば、ショウは自分で指名レースに100万円を追加してたな。
ソレはどうなるんだろう……
事務所を後にして、ホールを抜けようと思ったら、なんとマリサさんが丁度来店したんだ。
俺はこの時、頭がいっぱいになっていて、前回のお誘いの時に嘘をついて断り、タクシーから見られていたのをすっかり忘れていた。
マリサさんが冷たい目線で近付いて来たんだけど、俺の血だらけのスーツを見てビックリしてて、事情を聞かれた。
どこから説明したら良いかも良く分からないから、掻い摘んで喧嘩が有って巻き込まれたって事だけ話した。
そして今から帰る事を伝えると、他に話したい事も有ったし、着替えて一段落ついたら店外してあげるから、電話をよこせって事になったんだ。
まぁ俺は仕事をする気にならないってだけで、体は至って健康だしまぁ良いやって思って了承した。
そして、家まで15分位プラプラ歩いて、どっと疲れた。
すぐに軽くシャワーを浴びて、とにかくスーツを早くクリーニングに出さなくちゃいけないから急いで持って行って、クリーニング屋さんから帰って来た。
はぁ。色々有り過ぎて本当に疲れた。
ベットに横になって疲れてたら、いつの間にか寝てしまっていた……
薄っすら意識が戻り、電話がうるさくて目が覚めた。
電話に出ようとしたら丁度切れちゃって、電話を見てみると、マリサさんから鬼の様な着信履歴が残っていた。。。
またやっちまった。
マリサさん怒ってるだろうな…
また次回❢