パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#26
白「よーし、みんな集まれぇ」
「今日から1ヶ月で、指名本数ランキング付けて、トータル1位には賞金100万の指名レースやるよぉ!!」
「フォワードもゴミも関係無し。とにかく本数取ったモン勝ちだ。」
「但し!!ゴミは不利だから特別に、場内貰ったら2ポイントだ。その他はぜーんぶ1ポイントだよぉ」
店内がどよめいて、みんな鞄の中の札束に目が釘付けだ。
白「みんなビックリしてるけどこの札束は偽物だよぉ」
「ランキングボードの横に景気良く置いてあったら、お客の目も引けて、派手でおもしれぇーだろぉ!」
「後、今回のランキングは俺は参加しねぇから、絶対誰かが100万ゲット出来るよぉ!気合入れて頑張れぇ」
一同「うおぉおーー!!やるぞぉー!!」
みんなのテンションが一気にブチ上がって、店内に野太い声が響きわたった。
白「あーそれと、みんな良い事ばっかりじゃねぇーからなぁ」
「表向きは指名ランキングで賞金100万だけど、裏ランキングでワーストの奴には、罰ゲームで1週間、初回客にボトルプレゼントだからなぁ」
「んじゃ、そゆことで今日からだから。」
「よーい、うどん!」
ゴミ以外の全員が一斉に携帯を取り出し、電話、メールをし出した!!
どこから解説しようか…
まず、よーいうどんは、IWGPってドラマのキングってキャラのセリフから取ってて、長瀬智也が主役の池袋のカラーギャングの話なんだけど、気になる人は検索してみて。
指名ランキングは、100万と言う人参でホストのヤル気をブチ上げて、より多くのお客様を呼び込み、結果的には経費よりも多くの利益が出ると予想出来る。
更に、優勝の目が無い奴が冷めて、サボり出す事が予想されるので、裏ランキングのワーストに罰ゲームを作る事で、士気が下がる事を防ぐ。
そしてその罰ゲームは、初回荒らしに向けてボトルを1本サービスすると言うものだ。
只でさえめちゃめちゃ安い初回荒らしが、尚且つボトルサービスを受けたら、リピーターになる可能性が上がり、ひいては常連になるかも知れない。
一石三鳥の企画になっており、流石としか言い様が無い、白の経営手腕…
熱気と興奮に包まれる店内!!
この後、どんな展開になるのか!?
また次回❢