パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#25
続けて店内の清掃をしていたら、チラホラ先輩ホストが出勤して来て、賑やかになって来た。
何だかみんな、ソワソワしてる様に見えたけど、気のせいかな?!
そこにマサヤも出勤して来て、俺の元にやって来た。
マサヤ「よー。どうだ?昨日はマリ姉の新人遊びだったんだろ。うまくやったか?」
マサヤは、俺をこの世界に引き込んだ張本人で、アレやれコレやれと言って来るけど、何だかんだ俺の心配をしてくれる。
俺は昨日の状況と、白と話した内容を掻い摘んで話した。
マサヤ「俺は売掛の回収しなくちゃいけないからお前に色々面倒掛けるけど、飲み込み早いし、結構この仕事向いてんじゃん?」
「白は上がってくる奴は可愛がるけど、下がって行く奴には容赦無いからな。お前も見てたから分かるだろうけど。」
俺「はい。分かります。まだまだ分からない事ばっかりですけど、早く掃除係を抜け出せる様に頑張ります!」
ひょんな事からホストの世界を垣間見てるけど、本当に色々考えるキッカケを貰えて、むしろ感謝してる位だ。
こんな事でも無かったら、毎日毎日スロットばっかり打って、台の攻略やら、設定配分を読む事だけに頭を使って、人間的には何一つ成長しない、本当にくだらない生活してただろうな。
そんな事を思いながらオープンの準備をしていると、ゴツい鞄を持った白が戻って来たんだ。
俺は昼間の答えを伝えに、白に近づいて行った。
俺「昼間の答えなんですが、マリサさんは肉体的に満足しなかったから、朝に居なかった。」
「そしてそうなら無い様に、俺にシルデナフィルを事前にくれた。コレで合ってますでしょうか?」
白「せぇーかぁーい。」
「お前センス有るよぉ。次からは全身しっかり満足させてあげて、諭吉をがっちり捕まえろよぉ。」
「そして今日からおもしれぇイベントやるよぉー!」
「コレだぁ!」
白は昔から良く有るジュラルミンケースをガバッと開けた。
中には百万円の札束の嵐が!
なんだこりゃー!
また次回❢