パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#27
まず、この店のナンバーワンはSLAM DUNKで言う翔陽の藤真みたいな、プレイングマネージャーの白だ。
頻繁に接客には出て来ないものの、太客をしっかり抱え、客単価がめちゃめちゃ高い。それもほとんどがマダム層だ。
いわゆる会社の経費や、親の財産、旦那の稼ぎを、巧みな話術と絶妙な気配りでそっくり店の売上に変える、魔法使いみたいな能力者だ。
それとは対処的に、クズの王道みたいなナンバーツーが居るんだ。
その名はショウ。
このショウ。売上だけ見たら白に劣るが、指名本数は断トツのナンバーワンなんだ。
そして彼は、風俗嬢専門と言っても過言じゃ無いほど風俗の子を抱えてる。
俺が後にモメて、辞めるキッカケになった人なんだけど、それは追々話すよ。
白の見た目がローランドなら、このショウの見た目は城田優みたいな、男臭いイケメンって感じなんだけど、やり口がどクズなんだ。
なぜ風俗嬢を沢山抱えていると思う?
元々バンギャだったりOLだったりの、一般的な仕事をしてる女の子を、持ち前の俺様気質の強気な接客と、【ベッド上の黒魔術】で虜にし、ガンガン搾り取る。
そして、強い口調で命令されると喜んでしまうドMな彼女達は、貢ぐ事に生き甲斐を感じ始め、最終的に風俗嬢になっちまうんだ。
はっきり言ってホストの世界は、売上上げたら勝ちなんだ。
方法は何でもアリ。
そんなショウが、ザワついてるみんなを横目に、咥えタバコでしかめっ面をしながら、白の元にツカツカ近づいて行ったんだ。
ショウ「白さんよぉ。そんなはした金じゃ面白くねぇよ。」
「だ・か・らぁ」
ショウは胸ポケに手入れて、百万の札束を取り出した!!
ショウ「俺が上乗せしてやんよ!」
白の目の前に百万の札束をバッシーン叩きつけた。
エェェ(;゜Д゜)(゜Д゜;)
また次回❢