パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#16
マリサさんの見た目は、26位でスリムなんだけど古風な日本人って感じで、顔が地味でけして美人では無いんだ。
でも愛嬌が有って人当たりが良いから、俺も悪くは無いと思ってた。
俺は流石に店ではヤバいと思って、マリサさんの手を握って恋人繋ぎでやり過ごしたんだ。
これはキャバクラでお触りするオッサンをいなす為に、キャバ嬢が良くやるから知ってたテクニックなんだ!
そんな感じで結構酔ってテンションが上がって、3時間位経っただろうか。
マリサさんが友達がやってるBARに行こうって言って来たんだ。それは初のアフターのお誘い!
俺は始めての事で嬉しくて、でも行って良いのか良く分からないから、マサヤに聞きに行ったんだ。
マサヤも接客してる横でしゃがんで聞くと、行くのは構わないが、満足させなきゃ次は無いって言われたんだけど、満足とは…?
やはりそう言う事なんだな。
分かった。俺も男だ。満足させてやろうじゃねーか!
テーブルでお会計をお願いして、約4時間で4人の指名を入れて、シャンパンボトルを5本開けて金額は約12万円だった。
ホストクラブ側から見たら高いか安いか分からないんだけど、俺個人的には高いとは思った。
美味いも不味いも正直分からないシャンパンは、仕入れ値も分からないけど、1人で4時間で12万は取り過ぎじゃ無いかな。
キャバクラで12万使おうと思ったら結構大変だよな。
なんて事を思いながら、カードでお会計をして、マリサさんを一旦お店の外にお見送りした。
アフターに行く時は白に報告してから行くんだぞってマサヤが言ってたから、事務所に向かった。
俺は白に近づける事と、始めてのアフターの報告に少し嬉しくなっていた。
事務所の扉を開けると、白が電話してるので、少し待った。相手は女性の様だった。
程なくして俺に気が付き、電話を切った。
白「おぉトオルちゃんだっけぇ。どーしたぁ?」
俺「マリサさんとアフター行って来て宜しいでしょうか?」
白「マリサってあの風俗の子か。お前アフターは始めてだよなぁ。」
コチラに近づいてくる白。
白「常連客逃したら色々問題だからね?絶対満足させろよな?困ったらアレ飲め。分かったなぁ?」
一瞬だけ目が怖かったけど、いつものおっとりした話し方だ。
俺「分かりました!頑張って来ます!!」
遂に初のアフターに行くぞぉ!
また次回❢