パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#9
白「おい、お前マサヤから説明聞いてねーのか?」
「後はマサヤから聞いとけよぉ〜」
白の言ってる事が全然分からない俺。
マサヤは女の子と電話してて、この後飲み行こうよ?みたいな話してるみたいだったけど、ここを逃したら聞けないので、電話してる横でジタバタしてた。
そしたら約束が済んだみたいで、電話を切って面倒臭そうに説明してくれたんだ。
まず、初回のお客様に付いた時の、ホスト側のボトルは自腹だと。
俺は初接客の初回荒らしの時にシャンパン3本。
風俗嬢の時に2本飲んでるけど、それはお客様負担。
最後の好みの子に付いて、めちゃめちゃ頑張って3本飲んだけど、初回だったからこれも自腹。
様はボトル6本×4000円で24000円。
見習いの日給が4000円で、計-20000円。
売掛【普通は女の子の飲み代のツケ】を自分の飲み代で作った大馬鹿なんだって。
それもこれもなんの説明も受けてないから起こった事じゃないか!
マサヤは見習い給は4000円と安い、初回のボトルは自腹って聞くと、俺がホストをやるかどうか、分からないって思ったんだろうね。
それに初回のお客様でボトルを入れたらホスト側負担だと、ホストが値段を気にしたらほとんど飲まないだろうから、テーブルもつまらなくなっちゃて、初回から常連になる人は少ないわな。
そこまで計算して、マサヤが何も言わず「明日から来れる?」以外に1言も話さなかったのかは分からないけど、とにかく初日から売掛が出来てしまった。
見習い給は4000円だから、最低5日は無給で働かなきゃいけないし、その途中にまた初回荒らしに付いて仕方無くボトルでも入れようものなら、どんどん奴隷生活が伸びて行く。
コレがド新人ホストの、典型的な奴隷パターンである。
何ならホストクラブ側の罠だ。
汚ねぇだろ!
【しくじりホスト。俺みたいになるな】
じゃね〜んだわw
こうして望まずして奴隷ホスト生活が始まったトオル君。
そして翌日。白がくれた白い錠剤の意味を知る!
また次回ヽ(^。^)ノ