パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#4
またまた前回の続き。
何話まで行くんだか、自分でも分かりません(。ŏ_ŏ)
そのローランド【もう、いい加減名前を出すけど、源氏名は白と書いてハク】は、オーナーの弟だって後から知ったんだけど、とにかく金・カネ・かねの亡者だった。
イキナリ何回ヤれる?なんて聞かれたから、とっさに戸惑いながら、「3回は。」って答えたんだ。
その時の白は、ニヤニヤしてたけど目は笑って無い感じで、それじゃあコレやるから5回は頑張んなよ~って言って、白い錠剤をくれたんだ。
俺はその時は、ホストの事をぼんやりとしか認知しておらず、女の子を褒め倒して、お酒とノリで楽しませる位のもんだろうと思っていたんだ。
まぁその時はその位の感覚だったから、白の言ってる事の真意はよく分からなかったんだけど、
白は、「お前はマサヤがしっかり面倒みるからさ、頑張んなよ〜。」
「さぁみんな。今日の売上は250万上げろよ。」
白「飲んで歌って諭吉を集めろぉ」
ホスト達「うっしゃー!良し!やるぞぉー!うぉぉー!」
その時の熱気は、甲子園の球児みたいな感じで、円陣を組んで大声を出してるから、迫力が凄いんだ。
そんな中でも、【姫】の友達(悶絶マサヤ)も踏ん張って声を出してた。
それが終わると、店内の掃除係と、外で客引き係と、太客(ふときゃく。飲み代をめちゃめちゃ落とす、メンヘラと金持ちの常連)をガッチリ掴んでて、来店勧誘する【フォワード】(多分この店だけの呼び名)の3ブロックに別れて行動するんだ。
当然フォワードが1番偉いし、権力も持ってるんだけど、この太客って呼び名と、存在とその内訳を、この時初めて知ったんだ。
その内訳を明かすよ。
ホストクラブの1番の太客は風俗嬢なんだ。次いでキャバクラ嬢、次いでガチのお金持ちのマダム、普通のOL、バンギャ、初回荒らし、の順に並んでる。
初回荒らしってのは、ホストクラブは新規客は60分飲み放題で500円とか、とにかく新規客獲得に全振りしてる。
だから、それだけで安く飲んでホストクラブをハシゴして遊ぶ、初回荒らしって女の子軍団が結構多いんだ。
今はちょっと違うか分からないけど、ね。
そして、ホストの中でもさっきの掃除、客引き、フォワードが別れてるから、俺は当然新人なんで、掃除から始まるんだ。
実は掃除係って、その名の通りゴミって呼ばれて、その他もめちゃめちゃキツい事の連続なんだけど…
そんな感じで、キラビヤカな見た目だけど、実は地獄のホスト生活がココから始まったのだ。
しっかり説明入れちゃうから長くなっちゃててごめんなさい。
また次回!!