パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#19
俺「俺も疲れたんで、そろそろ帰りましょうか。送りますよ。」
俺はマスターにお会計をお願いした。
今日会ったばかりのマリサさんだけど、お店で12万も払ったんだ。
この短い間で、楽しい時間と共に沢山の勉強をさせて貰ったし、このBARの飲み代位は俺が出そうと思ったんだ。
そしたらさ、
マリサ「トオルちゃんはお供なんだからお金なんて払わくて良いのよ。マスターご馳走さまね!」
ってカードでお会計を済ませちゃった。
なんて良い女なんだ。
俺はマリサさんの見た目は全然好みじゃ無いんたけど、現実をしっかり見てる所や、切符の良さや、【お供なんだから】って表現の奥に見える、絶妙に気を使わせない配慮って言うのかな。
そう言う所に魅了されてしまってさ。
嫌な意味じゃ無いんだけど、ちゃんと愛されて飼われてる犬みたいな感覚に襲われて、深々と頭を下げて、ありがとう御座いますって言ってた。
店の外に出て、マスターも良い人だし、楽しいBARでしたね!みたいな話をしながら、3分程歩いた。
マリサさんが手を少し引っ張り気味だったから、行く先は分かってたけど、ホテル街近くに着いたんだ。
どう接するのが正解か分からなくて少し考えたけど、恥を欠かせちゃ行けないって思いから、目の前のホテルにグイッと入り込んだ。
俺の本心では、人間としては凄く好きな反面、性の対象としてはそこまで見れない。
そんな何とも言えない感情の中、1つ部屋を選びエレベーターに乗り込んだ。
また次回…❢