パチプロ兼ホスト時代のおバカなお話#18
マリサ「そんな嘘付かなくても大丈夫よ。
ホストなんかと本気にならないから、楽しい時間を共有出来たらそれで良いの!」
こんなに若くても凄く大人な人が居るんだ。
前の会社の30オーバーのアホな先輩なんかより、マリサさんの方が世の中を知ってるし、人生への覚悟を感じる。
白やマリサさんは、俺が今まで接して来た世間的に大人と呼ばれる人達なんかよりも、数倍大人に感じたんだ。
自分の中の狭くて小さい世界がグングン広がって、この頃に
【物事を多角的な視野から見る】
ってスキルが手に入った気がするよ。
マリサさんはノー天気な部分と、凄く現実的でしっかりしてる部分の2面性を持ってた。
RPGで言えば、遊び人と僧侶を掛け合せたハイブリッドだ。
この頃の俺なんて玉ねぎ剣士【ファイナルファンタジー最弱の初期職業。でもレベル99まで頑張って上げたら実は最強!】だけどね。
そんな感じで、1時間位飲みながら話をしてたら、俺の心なんかスッカリ見透かされてて、それでも楽しみましょ!と言うスタンスなのが分かったんだ。
そろそろイイ感じに店に馴染んで来て、マスターも交えて少し話をしてたら、夜寝る時は1人が良いか、相方が居た方が良いかって話になったんだ。
後々思ったんだけど、コレがマリサさんとマスターの暗黙のサインだったんだと思う。
この話は、1人で寝るのは少し寂しいよねって結論が待ってる。
多分マリサさんは、精神的にキツイ仕事の反動から、少しでも違う場所で癒しを補填したくて、外で飲み歩いてるんだなと思ったんだ。
マリサ「そろそろ疲れちゃった。横になりたいな。」
次の俺の言葉を待ってるマリサさん…
また次回❢